あなたの優しさが
「ぶえくしょい!!」
「親父か。お前は。」
「足ひっぱんなよ。。」
「神田おせっかい。」
めが見開いたけど気にしない。
鼻が詰まる。頬が火照る。ぅわ〜完全に風邪を引いてしまった。
任務に支障がでないようにしなきゃな。
そういやコムイさんも風邪引いてたな・・・。
「ごどじの風邪ば、づよいらじいよ〜(鼻声)」
何言ってるかわかんねぇ。
「大丈夫ですか?さん。」
「大丈夫ですよ☆」
探索隊の人優しいなぁ。
神田も、少しは優しい気持ちを持ったほうがいいと思う。
「寒っ!」
歯がガタガタ鳴る。神田はへっちゃら。超人かお前は。
任務はいたって簡単。
ここに大量にいるAKUMA共を壊すだけ。気ィ緩むなぁ。
ドコッボコッドカッ
次々とAKUMAが壊れてく。
あーしんどい。頭がぼぅっとしてきた。視点が合わない。
「!後ろだ!!」
神田の叫び声が聞こえた。でもAKUMAはすぐそこに居て。
私は・・・
「ちっ!」
パチパチ
焚き火の音がする。あっ私生きてたんだ。
「さん目覚ましましたか?良かった。神田さんが助けてくれたんですよ。」
探索隊の人が優しい声を掛けてくれた。
ってちょっと待て。あの神田が助けてくれた
「ぼさっとしてんじょねーよ!風邪なら休め。」
「・・・・ごめん。」
頭を落として、下を向いていると上から何か振ってきた。
「寒いんならそれ着とけ。おせっかいじゃねぇ!!」
「はい!着させていただきます!えへへ。」
「ったく。」
神田は、すごく赤くなっていた。
それを見ると自惚れだと分かっていたけど頬は緩みっぱなしだった。
こんな些細なことでたくさんの好きが分かる。
その小さな優しさが私にとって大きな力になるんだ。
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