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「ちょっ!助けるさ!!」
「ごめん・・・絶対嫌・・・・・」


道に転がっていた馬鹿兎にそう言い捨てる
そう言うととても悲しそうな顔をしてこっちを向いてきた
雨はその間しとしとふり続いている
ここで放って置いたら私の評判が下がると思い仕方なくラビを起こした

今の天気は晴れているのに雨が降る
所謂狐の嫁入りってものだ
狐さんはいいですねーりっぱなとこに嫁に行けて
私の恋人はその中でうつ伏せになって倒れてましたよー
はぁ・・・と溜息とついた

絞ればどこからでも水が出てきそうなラビの体を引きずり
着替えさせ、とりあえず私のベットに寝かせる
ラビの顔を見ると赤みを帯びていた
誰でも一目見れば熱があると分かるほどに
額に手を当てると熱いと感じた
これは、結構酷いかもなぁ・・・・・


「ラビ。ちょっと熱測るから体温計持ってくる」
「えーオレはのおでこで測って欲しい・・・」

いい終わる前に奴の頭を一発叩いた
そして後ろに振り返り体温計を取りに行く
きっとあのままラビを見ていたら私の顔はものすごい勢いで
赤くなるだろう
それだけは恥ずかしいから避けたい


熱は案の定38度を超えている
ラビの喘ぎ息がやけにつらそうに聞こえる
なにかやれることはないだろうか。


「薬医療班から貰ってこようか?」
「薬は苦いから嫌さー」
「・・・んじゃジェリーさんにお粥作ってもらおうよ」
が作ったのなら食べる」
「・・・・・それならおでこのタオル変えてくる」
が居なくなっら寂しくて死ぬさ」


・・・・・・・なんなのこの兎は。
人がやろうとした事に全部文句つけてくるよ!!
私はラビのためになんかしたいだけなのに!!

「なんならラビのためになることができるの?」

しょうがないからもう訊ねてみた
するとラビはにっこり笑って明るく言った

「風邪ってさぁキスすりゃあうつるんよね?」

ラビは以前笑顔のまま、私は血の気はなくなって行くのを
静かに感じた



どこの少女漫画ですかこれは
目を閉じてキスを待つヒロインのラビ
ってことは私ヒーロー?!
私は未だにラビにキスすることができず状況は平行線を辿っていた
ラビはベットから上半身を起こしていて
は椅子から降りて膝立ちをしている
2人の顔はかなりの至近距離
その状況にクラッっときた私は相当末期なんだと思う
早くーとせがむラビはとても可愛かった(やっぱりヒロイン?!)

は腹を括った
ラビは目を瞑っているから私の顔は見えないしね!!
照れと戦い、は僅差で勝った
そして、ラビと唇を重ねる
部屋に可愛らしい小さな音が響いた


「これでいいでしょ?!」

私の頭はラビの要求に答えれたことに少し達成感を覚えた
ラビが風邪引いてるよりは私が引いてたほうがいい


「ありがとさー顔を真っ赤にしてるがめっちゃ可愛かったさ」
「えっ?!目開けてたの?!」
「ごちそうさんっ」


すごくニッコニッコのラビの顔に枕を投げつけたくなった
さっきの達成感なんてもう微塵も残ってなかった




その後私はしっかり風邪を引き熱もラビと変わらなかった
後日談でなぜラビが転がっていたかというと
狐の嫁入りに出る虹を私に見せたくて外に出たが
出口にあった石に見事にこけたらしい
そして買い物に行こうとしていた私に発見されたそうだ

その機会でラビは写真を撮る事に嵌り
毎回のように外に出るようになった
今度は綺麗な写真撮ってくるかんな!!!という言葉を残して



 (兎は元気に跳ね回り、私は風邪を拵える)








管理人・胃もたれするぐらい甘い夢をどうぞ
    というより私が今腹が痛いです