「ラビー!」
「おー」
・・・・・もういや。







「ラァビィィィ!」
「おー」


「うさぎ!」
「おー」



「おーしか言えないの?」
「Oh!Yes!」
「うざっ。」




もういやだ。さっきから私とラビの会話はこれだけ。
せっかく愛しの彼女が任務から直行で寝る間も惜しんできてるのに!
あいつは読んでる本をやめようとはしない。
私より本ですか?

そりゃラビの将来には大事なことだけどもうちっと気にかけて欲しい





「そこのウサギちょっと顔貸せや」
「おー」



チッ。ケンカ腰でも反応ないか。さっきからお色気作戦(キモかった)やら
食べ物で釣ってみたり(自分で食べた)やらいろいろやったけど
だめだった。ある意味すごいよ。




「ラビ・・・。」



私は諦めてラビの背中に抱きついた。

これだけですごく幸せだけどもっと沢山喋りたいし、一緒に居たい

すると奴は、ぱたんと本を閉じ
方向を変えて前から私を抱き寄せた。



は構ってほしかったんよな。ってなんで泣きそうになってるんさ〜」
「寂しかったんだよっ」


泣くつもりなんてなかったのに。そんなに構ってほしかったにかなぁ。
ラビは小さく笑うと私の頬に軽くキスをする。
そしてごめんなと言った。



「でもなぁ。人ってみんなそれぞれ愛し方がちがうだろ?
 みんながみんな同じ人間ってのもおかしい話さ。
 だからその歪みを2人でなくしていけばいいんよ・・・・って
 寝てるさ。」


まぁ任務から帰ってきて寝てないわけだしそうなるわな。
ラビはのことを心底愛しいと思った。







人はみんなそれぞれ愛し方がちがう
それは時間と場合によっても異なってくる
すべてが同じだったらそれはおかしい話だ
そこで生じた歪みを2人でゆっくりほどいていけばいい
オレはそう思うんだ。

















うわー甘ッ。チョコレートがないとこんなことになるんです。